流氷ノロッコ号、今冬限り JR北海道、機関車老朽化で |
JR北海道は10日、釧網線の冬季限定の観光列車「流氷ノロッコ号」(知床斜里―網走間)の運行を今冬を最後にやめる方向で検討を始め、沿線自治体に伝えた。年間約2万人が利用する人気列車だが、本年度末で客車を引くディーゼル機関車の一部が老朽化で廃車となるため、現在の運行体制を維持できないと判断した。ただ、流氷観光を売りにする地元自治体などの反発は必至だ。
1990年運行開始の流氷ノロッコ号は約30キロの低速で走る車内にダルマストーブを置くなど冬の観光の目玉となっており、本年度は来年1月30日~2月28日に1日2往復運行する。
だが、JRは老朽化したディーゼル機関車を順次廃車する方針で、流氷ノロッコ号を運行する釧路支社管内でも来年度から1両減の3両になる。機関車は除雪にも使っており、JRは「3両では流氷ノロッコ号の機関車を確保できない」とする。一方、地元では冬の観光への影響とともに、「釧網線全体の採算性がさらに悪化するのでは」(自治体幹部)と通常列車への波及を懸念している。
-残念なニュースだが、機関車不足では致し方無いか。
平成22年(2010年)2月24日、網走駅にて撮影。
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